1.発生要因
脳腫瘍の発生要因はほとんど明らかになっていません。環境やストレスなど特定のことが原因で脳腫瘍になるわけではありません。
発生要因に関するがん情報サービスの記載方針を掲載しています。
2.予防と検診
1)予防
日本人を対象とした研究では、がん全般の予防には禁煙、節度のある飲酒、バランスの良い食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防が有効であることが分かっています。
脳腫瘍全般については、現在のところ、特有の予防法は確立されていません。
2)がん検診
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。わが国では、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和3年一部改正)」でがん検診の方法が定められています。
脳腫瘍については、現在は指針として定められているがん検診はありませんが、脳ドックなどで脳腫瘍が見つかることがあります。
悪性脳腫瘍は症状が急速に進行することが特徴であるため、気になる症状がある場合には、脳神経外科や脳神経内科(神経内科)を早めに受診することをお勧めします。
なお、がん検診は、症状がない健康な人を対象に行われるものです。症状をもとに受診して行われる検査や、治療後の経過観察で行われる定期検査は、ここでいうがん検診とは異なります。
更新・確認日:2023年06月22日 [ 履歴 ]
履歴
2023年06月22日 | 「脳腫瘍診療ガイドライン 1.成人脳腫瘍編・2.小児脳腫瘍編 2019年版」、「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和3年10月1日一部改正)」を確認し、更新しました。 |
2019年06月20日 | タイトルの表記を修正し、「脳腫瘍〈小児〉」へのリンクを関連情報としました。 |
2019年05月13日 | 関連情報として「神経膠腫(グリオーマ)」「小児がん情報サービス 脳腫瘍」へのリンクを追加しました。 |
2018年10月12日 | 「脳腫瘍診療ガイドライン1 2016年版」「臨床・病理 脳腫瘍取扱い規約 第4版(2018年)」より、内容の更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。 |
2017年08月21日 | 掲載準備中としました。 |
2006年10月01日 | 更新しました。 |
1997年04月28日 | 掲載しました。 |