1.発生要因
神経膠腫の発生要因はほとんど明らかになっていません。
発生要因に関するがん情報サービスの記載方針を掲載しています。
2.予防とがん検診
1)予防
日本人を対象とした研究では、がん全般の予防には禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防が有効であることが分かっています。
神経膠腫については、現在のところ、特有の予防法は確立されていません。
2)がん検診
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。わが国では、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和5年一部改正)」でがん検診の方法が定められています。
神経膠腫については、現在は指針として定められている検診はありません。
悪性脳腫瘍は症状が急速に進行することが特徴のため、気になる症状がある場合は、脳神経外科や脳神経内科(神経内科)を早めに受診することが大切です。具体的な症状については、関連情報の「神経膠腫(グリオーマ) 神経膠腫(グリオーマ)について 3.症状」をご確認ください。
また、がん検診は、症状がない健康な人を対象に行われるものです。症状をもとに受診して行われる検査や、治療後の経過観察で行われる定期検査は、ここでいうがん検診とは異なります。