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舌がん

舌がん 療養

1.日常生活を送る上で

療養生活では、体調を整えるように心がけることが大切です。規則正しい生活、バランスのとれた食事や適度な運動などを心がけましょう。ただし、体調が悪いときには無理は禁物です。担当医と相談しつつ、できることから始めましょう。

治療を受ける際に口腔ケアを積極的に行うことで、合併症を予防することができます。日頃から口腔ケアを行うことが重要です。治療に伴い、口の中にたくさん存在する細菌が原因で感染症になることがあります。これを防ぐには、粘膜に刺激のないやさしいブラッシング、うがいやこまめに水分をとるなど、口の中を清潔でうるおった環境に保つことが効果的です。また、定期的に歯科医師の診察やチェックを行います。

治療後の安静が必要な期間を過ぎてからは、積極的に、機能を回復するための練習が必要です。話すこと、飲み込むこと、食べることは、多くの筋肉や神経の複雑な働きによって可能になります。身ぶりや手ぶり、メモによる筆談などを組み合わせながら、なるべくのどを使うように心がけてみましょう。話すことが、飲み込みやすさを助けることもあります。

舌がんが発生すると、そのほかの口腔がんや、咽頭がん、食道がんが同時にできたり(併発)、治療から数年たって再発したりすることがあります。これは、これらのがんの原因が、共に喫煙と過度の飲酒にあるためと考えられています。再発あるいは併発の危険性を減らすために、治療中はもちろん治療後も禁煙し、飲酒を控えることが必要です。お酒を飲んだときに体が赤くなる体質の方は、特に、飲酒を控える必要があります。

性生活には、支障はありませんが、治療中は避妊しましょう。妊娠・出産を希望される場合は治療前から担当医とよく相談しましょう。経口避妊薬などの特殊なホルモン剤をのむときも、担当医とよく相談してください。

2.経過観察

舌がんの再発は治療後2年以内で起こることが多いため、この期間は1〜2カ月に1回程度の継続的な受診が必要です。その後の受診間隔は患者さんの状態によって異なりますが、少なくとも5年間は経過観察を行うのが一般的です。

通院の際には、主に、視診、触診を行います。視診、触診が届かない深部の再発の有無を調べるために、MRI検査やCT検査を行うことがあります。

また、頸部リンパ節への転移の有無を調べるために超音波検査とCT検査を行い、遠隔転移の有無を調べるためにX線検査、CT検査、PET検査を行うことがあります。検査項目は、治療内容や患者さんの状態に応じて変わります。

規則正しい生活を送ることで、体調の維持や回復を図ることができます。禁煙、節度のある飲酒、バランスのよい食事、適度な運動など、日常的に心がけることが大切です。

更新・確認日:2019年03月14日 [ 履歴 ]
履歴
2019年03月14日 「頭頸部癌診療ガイドライン 2018年版」「口腔癌診療ガイドライン 2013年版」「頭頸部癌取扱い規約 第6版(2018年)」を基に作成し、掲載しました。
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