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卵巣がん・卵管がん・腹膜がん

卵巣がん・卵管がん・腹膜がん 予防・検診

1.発生要因

卵巣がん・卵管がん・腹膜がんの発生要因の1つに遺伝的要因があります。特に、細胞のがん化を防ぐ働きをするBRCA1遺伝子あるいはBRCA2遺伝子に変異がある女性(遺伝性乳がん卵巣がん)では、卵巣がんや乳がんなどを発症するリスクが高いことがわかっています。

しかし、これらの変異があるからといって必ずしもがんになるとは限りません。気になる場合には、遺伝医学の専門家のいる施設で、遺伝カウンセリングを受けることをお勧めします。施設などの情報については、がん相談支援センターで確認することができます。

危険因子については、がん情報サービスの発生要因の記載方針に従って、主なものを記載することを原則としています。記載方針については関連情報をご覧ください。

2.予防と検診

1)予防

日本人を対象とした研究では、がん全般の予防には禁煙すること、飲酒をひかえること、バランスの良い食事をとること、活発に身体を動かすこと、BMIを基準とした適正体重を維持すること、感染を予防することが有効であることがわかっています。

卵巣がん・卵管がん・腹膜がん全般については、現在のところ、特有の予防法は確立されていません。ただし、BRCA1遺伝子あるいはBRCA2遺伝子に変異があることがわかった女性(遺伝性乳がん卵巣がん)に対しては、遺伝医学の専門家のいる遺伝カウンセリングの体制が整った施設において、リスク低減卵管卵巣摘出手術※1を行うことについて検討することもあります。施設などの情報については、がん相談支援センターで確認することができます。

※1遺伝の影響などで卵巣がんや卵管がんの発症リスクが高い場合、がんになる前に卵管と卵巣を手術で切除することで、がんの発症を防ぐ(減らす)ことを目的に行われる手術のこと

2)がん検診

がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。がん検診は、症状が現れていない人に行われます。症状があって受診したときに行われる検査や、治療後の経過観察で行われる定期検査はがん検診ではありません。

わが国では、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(令和7年一部改正)」でがん検診の方法が定められています。

卵巣がん・卵管がん・腹膜がんについては、現在は指針として定められているがん検診はありません。気になる症状がある場合には、医療機関を早めに受診することをお勧めします。

更新・確認日:2026年03月17日 [ 履歴 ]
履歴
2026年03月17日 内容を確認しました。
2025年04月09日 内容を確認し、一部更新しました。
2021年11月04日 「卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン2020年版(2020年)」より、内容を全面的に更新し、タイトルを「卵巣がん・卵管がん」に変更しました。
2018年07月31日 「4.組織型分類」から「4.組織型分類(がんの組織の状態による分類)」へタイトルを変更しました。
2017年09月21日 「卵巣がん治療ガイドライン2015年版」「卵巣腫瘍・卵管癌・腹膜癌取扱い規約 病理編 第1版(2016年)」より、内容の更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。
2013年01月29日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
1996年07月25日 掲載しました。
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