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全ページ表示がんの冊子卵巣がん(らんそうがん)

更新・確認日:2017年09月21日 [ 履歴 ]
履歴
2017年09月21日 「卵巣がん治療ガイドライン2015年版」「卵巣腫瘍・卵管癌・腹膜癌取扱い規約 病理編 第1版(2016年)」より、内容の更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。
2013年01月29日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
1996年07月25日 掲載しました。

1.卵巣がんの検査

内診、直腸診、超音波(エコー)検査、CT検査、MRI検査などを行います。卵巣がんは、画像検査や診察では良性の卵巣腫瘍(しゅよう)との区別が難しいため、病理検査を行うことによって診断を確定します。腫瘍マーカー検査は、治療後の経過観察の検査の1つとして行うことがあります。

2.検査の種類

1)内診、直腸診

子宮や卵巣の状態を腟(ちつ)から指を入れて調べます。また、直腸やその周囲に異常がないかをお尻から指を入れて調べます。

2)超音波(エコー)検査

超音波を体の表面にあて、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査です。より近くで子宮や卵巣を観察するため、腟の中から超音波をあてて調べる経腟超音波断層法検査を行う場合もあります。卵巣腫瘍の性質や状態、大きさをみたり、腫瘍と周囲の臓器との位置関係を調べたりします。

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3)CT検査、MRI検査

CT検査では、X線を利用して卵巣から離れた場所への(遠隔)転移の有無やリンパ節転移などを確認します。MRI検査では、磁気を利用して周囲臓器への腫瘍の広がり(浸潤)や腫瘍の大きさ、性質や状態などを確認します。卵巣がんの検査では両者を組み合わせて行うことがあります。

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4)細胞診・組織診(病理検査)

細胞診では、胸水や腹水などにがん細胞が含まれていないかを検査します。手術前に胸水や腹水がみられる場合は、皮膚から針を刺して胸水や腹水を採取し、検査を行うことがあります。

組織診では、手術で採取した組織を検査し、良性・境界悪性・悪性の判定および組織型の判定を行います。最終的な結果が出るまでには2週間から3週間かかります。

手術前に境界悪性や悪性が疑われた場合には、手術の範囲を決めるために手術中に病理検査を行うことがあります(術中迅速[じんそく]病理検査)。術中迅速病理検査は時間的な制約などがあり、手術後に詳しく行った最終病理検査の結果と異なる場合があります。

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5)腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカーとは、体のどこかにがんが潜んでいると大量に産生される物質です。がんの種類に応じて多くの種類があり、血液検査により量を測定します。

卵巣がんの腫瘍マーカーには、CA125があります。卵巣がんの場合、CA125が上昇することが多いのですが、上昇しないこともあります。腫瘍マーカーの値の大きさそのものよりも、治療の前後で値がどのように変化するのかをみることが重要です。腫瘍マーカーは、再発の早期発見に有効ですが、それだけでは腫瘍の悪性度や進行具合などの判定はできないことから、画像検査などを組み合わせて総合的に判定を行います。

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