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全ページ表示がんの冊子でんし冊子子宮頸がん(しきゅうけいがん)

更新・確認日:2019年10月10日 [ 履歴 ]
履歴
2019年10月10日 「子宮頸癌治療ガイドライン2017年版」「子宮頸癌取扱い規約病理編第4版(2017年)」より、内容の更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。
2013年08月13日 病期の記述について「子宮頸癌取扱い規約(第3版)」より確認、更新しました。
2012年11月08日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2012年05月01日 内容を更新しました。
1996年04月01日 掲載しました。

1.子宮頸がんの検査

子宮頸がんの検査では、通常まず細胞診を行います。その結果によっては、子宮頸がんの発生する危険性が高い種類のHPVの感染を検査する、ハイリスクHPV検査を行うこともあります。精密検査として、コルポスコープ(腟[ちつ]拡大鏡)下の組織診、さらに円錐(えんすい)切除術による組織診を行います。がんの広がりをみる検査には内診・直腸診、超音波検査、CT検査、MRI検査、PET検査があります。また膀胱や直腸を内視鏡で観察し、浸潤の有無を確認することもあります。その他、診断の補助、治療効果判定、再発の早期発見のために、腫瘍マーカーの検査を行うこともあります。

2.検査の種類

1)細胞診

ブラシなどで子宮頸部を擦って、採取した細胞をガラス板に固定し、それを色素で染めて顕微鏡で見る検査です。異常な細胞が見つかると精密検査を行いますが、がんと診断されるものは一部で、多くは異形成と呼ばれるがんの一歩手前の段階のものです。細胞診で異常が見つかっても、がんと決まったわけではありません。

2)コルポスコープ診・組織診

細胞診で異常があった場合には、コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使ったコルポスコープ診を行います。子宮頸部を拡大して観察し、正常、異常、浸潤がん、評価不能などに分類します。そして疑わしい部分の組織を採取し(生検)、作成した病理組織標本を顕微鏡で観察して子宮頸がんや異形成などの確定診断を行います。さらに必要があれば、子宮頸部を円錐状に切除して組織診断を行います(円錐切除術)。
用語集
生検 

3)内診・直腸診

内診では、腟に指を入れ、もう片方の手は下腹部にあて、両方の手で挟みながら子宮の位置や形、かたさなどを調べます。直腸診をすることもあり、子宮傍組織(基靭帯:きじんたい)への浸潤の程度、直腸やその周囲に異常がないかを、肛門から指をさし入れて調べます。

4)超音波(エコー)検査

体の表面にあてた器具から超音波を出し、臓器で反射した超音波の様子を画像にして観察する検査です。腟の中から超音波をあてて子宮や卵巣の状態を観察したり、おなかの上から超音波をあてて、別の臓器やリンパ節への転移がないかなどを調べたりすることができます。

5)CT検査・MRI検査

CTはX線、MRIは強い磁場を使い、体の断面の様子を画像にして調べる検査です。いずれも造影剤を使うことで、診断の能力が上がります。治療前の子宮頸がんの広がりや、リンパ節や離れた臓器への転移などの診断に使います。

6)PET検査

放射性フッ素を付加したブドウ糖液を注射し、がん細胞に取り込まれるブドウ糖の分布を撮影することで、がんの広がりを調べる検査です。リンパ節や他の臓器への転移の有無、がんの再発の有無、治療の効果を調べるために使われることがあります。

7)内視鏡検査

内視鏡検査には、膀胱鏡検査と直腸鏡検査があります。膀胱鏡検査では、尿道から膀胱へ内視鏡を挿入して、膀胱の中にがんが広がっていないか調べます。また、直腸鏡検査では、肛門から内視鏡を挿入して、直腸の中にがんが広がっていないかを調べます。

8)腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカーとは、がんの種類により特徴的に産生される物質で、血液検査などにより測定します。この検査だけでがんの有無を確定できるものではなく、がんがあっても腫瘍マーカーの値が上昇を示さないこともありますし、逆にがんがなくても上昇を示すこともあります。
子宮頸がんでは腫瘍マーカーとしてSCCやCA125、CEAなどが使われます。診断の補助、治療効果判定、再発の早期発見などに用います。しかし、早期がんでは上昇しなかったり、他の良性疾患でも上昇したりすることがあり注意が必要です。
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