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全ページ表示がんの冊子でんし冊子食道がん(しょくどうがん)

更新・確認日:2020年02月17日 [ 履歴 ]
履歴
2020年02月17日 「食道がんの食事について」を掲載しました。
2018年04月19日 「食道癌診療ガイドライン 2017年版」より内容の更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。
2012年12月21日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2006年11月29日 内容を更新しました。
1996年11月25日 掲載しました。

1.日常生活を送る上で

食道がんで手術を行うと、食事の通り道が変わるため、食事量が減り、体重減少が起こります。胃酸や消化液の逆流による逆流性食道炎や、飲食物が小腸に速く流れ込むことによって起こるダンピング症候群が起こりやすくなります。また飲み込みの力が落ちることによって誤嚥(ごえん)を起こしやすくなります。手術後に残った食道と再建するためにつなげた胃や腸とのつなぎ目や、内視鏡や放射線治療を行った部位が狭くなり、食事がつかえることがあります。
逆流性食道炎やダンピング症候群に対しては、食事を含めた生活面での工夫が必要です。胸焼けや食後の腹痛・倦怠感などの症状が続くときには、担当医に相談しましょう。薬物療法を行うこともあります。誤嚥の予防には嚥下(えんげ)リハビリテーションが有効です。飲食物の通り道が狭くなった場合には、狭くなった部分を広げる処置を行うことがあります。

2.経過観察

食道がんの治療後は、全身状態や後遺症の確認、再発の早期発見を目的として、定期的な経過観察を行います。食道がんは食道の中に複数発生することが多く、また胃がんや頭頸部がんを共に発生することも多いため、多発がん・重複がんの早期発見も経過観察の目的の1つです。
定期検診では問診や診察とともに、血液検査、内視鏡検査、超音波検査、CT検査などを行います。診察や検査の時期や頻度は、初回治療時のがんの進行度や、行った治療法によって異なります。術後の再発は2年以内の早期に起こることが多いですが、それ以降に起こることもあります。首の腫れや声のかすれ、痛み、呼吸苦、血痰などの症状がある場合には早めに受診しましょう。
●食道がんの食事について
治療後は、基本的には好きなものを少しずつ小さく刻んで食べてよいのですが、無理をせずに、医師の指示に従ってゆっくりよくかんで食べましょう。なるべく軟らかく煮たものやツルツルとしたもの(プリンなど)を食べ、のどごしの悪いものやパサパサした食べ物(のりなど)は避けることがお勧めです。

手術後は、消化しにくいもの(こんにゃくなど)は避けると良いです。水分は最も誤嚥しやすいため、とろみをつけたり、吸い飲みなどを使用したりして飲むのがお勧めです。また、食べられない期間があったあとには、胃腸に負担がかかりにくい消化の良いもの(おかゆや茶わん蒸しなど)や、タンパク質の多いもの(温泉卵など)を、人肌程度の温度にして食べると良いでしょう。

食欲がないときには、無理に食べる必要はありません。好きなもので、食べやすいものを選んでください。全くご飯が食べられない場合でも、水分は取るようにしましょう。点滴で栄養を補うこともあります。治療後、3カ月程度でゆっくり元の食事量に戻すことを目指すと良いです。ご家族や周りの方は、食べ物を勧めすぎないように配慮してください。食べられなかったり、体重が減ることについて不安があったりする場合には、遠慮せず、医師にご相談ください。
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