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全ページ表示がんの冊子でんし冊子甲状腺がん(こうじょうせんがん)

更新・確認日:2018年07月24日 [ 履歴 ]
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2018年07月24日 「甲状腺腫瘍診療ガイドライン 2010年版」を基に作成、掲載しました。

1.甲状腺がんの検査

主な検査は触診、超音波(エコー)検査です。これらの検査で甲状腺がんが疑われる場合には、CT検査、シンチグラフィ検査、病理検査(穿刺[せんし]吸引細胞診)などを行います。

2.検査の種類

1)診察(問診、視診・触診)

症状、病歴、家族歴、過去に放射線の被ばくがなかったかどうかなどについて、まず問診します。その後、甲状腺の大きさ、腫瘍の有無と大きさ、硬さや広がりなどを調べるために、甲状腺の周辺部を観察(視診)し、直接触って(触診)診察します。

2)画像検査

(1)超音波(エコー)検査

超音波を体の表面にあて、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査です。甲状腺の大きさや、内部にあるしこりの性質を観察し、周囲の臓器との位置関係やリンパ節への転移の有無を調べます。

(2)CT、MRI検査

CTではX線を、MRIでは磁気を用いて体の内部を描き出し、周辺の臓器へのがんの広がりや転移の有無を調べます。いろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影することで、より詳しい情報を得ることができます。

(3)シンチグラフィ検査

放射性物質を服用または注射して行う検査です。放出される微量の放射線を専用の装置で検出し、画像にします。甲状腺疾患では甲状腺シンチグラフィと腫瘍シンチグラフィが用いられ、甲状腺機能(バセドウ病の確認)やしこり、がんの再発の有無を調べるために行います。

3)病理検査(穿刺吸引細胞診)

しこりがある場合に、それがどのような細胞からできているかを詳しく調べるために行います。多くの場合、超音波の画像を見ながら甲状腺に細い注射針を刺して、しこりから直接細胞を吸い取ります。その後、顕微鏡で細胞を観察し、病理学的な判定を行います。しこりが良性であるか悪性(がん)であるかを判定するには最も優れた方法です。

4)血液検査

甲状腺がんでは、発生の可能性を調べる腫瘍マーカーはありませんが、がんの状態や病状の把握のため、血液検査を行います。

・甲状腺ホルモン(Free T3、Free T4)

甲状腺ホルモンの状態を経過観察するために検査します。

・甲状腺刺激ホルモン(TSH)

乳頭がん・濾胞(ろほう)がんを増殖させる因子のため、調べることがありますが、がんの診断には有用ではありません。

・サイログロブリン(甲状腺から分泌されるたんぱく質の中にある、甲状腺ホルモンの前駆物質)

良性の腫瘍によっても上昇するため、がんの診断には有用ではありませんが、甲状腺全摘術後の再発のチェックに用いることがあります。

・カルシトニン、CEA

髄様(ずいよう)がんの場合に、治療の効果や予後の予測に用います。
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