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更新・確認日:2019年04月08日 [ 履歴 ]
履歴
2019年04月08日 「胃癌治療ガイドライン医師用 2018年1月改訂(第5版)」「胃癌取扱い規約 第15版(2017年10月)」により、内容を全面的に更新をするとともに、4タブ形式に変更しました。
2016年07月14日 「図2 胃がん診断の流れ」から著作権マークを削除しました。
2015年10月31日 胃生検組織診断分類の説明などを更新しました。
2015年03月16日 図3、図4を更新しました。
2012年10月26日 更新履歴を追加しました。内容を更新しました。
2012年06月05日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2007年04月02日 掲載しました。

1.胃がんの検査

胃がんが疑われると、まず、「がんであるかを確定するための検査」を行い、次に、治療の方針を決めるために、「がんの進行度(進み具合)を診断する検査」を行います。

1)がんを確定するための検査

内視鏡検査やX線検査などを行い、病変の有無や場所を調べます。内視鏡検査で胃の内部を見て、がんが疑われるところがあると、その部分をつまんで取り(生検:せいけん)、病理検査で胃がんかどうかを確定します。

2)がんの進行度を診断する検査

治療の方針を決めるためには、がんの深さや膵臓・肝臓・腸などの胃に隣り合った臓器への広がり、離れた臓器やリンパ節などへの転移を調べて胃がんの進行度を診断します。そのため、さらに、CT検査、MRI検査、PET検査などを行います。また、腹膜播種の可能性が強く疑われる場合には審査腹腔鏡が行われることがあります。

2.検査の種類

1)内視鏡検査

内視鏡を用いて胃の内部を直接見て、がんが疑われる部分(病変)の場所や、その広がり(範囲)と深さを調べる検査です(図3)。病変をつまんで取り、病理検査をする場合もあります。
また、がんの深さをより詳しく見たり、周囲の臓器やリンパ節への転移を調べたりするため、超音波内視鏡検査を行う場合もあります。
図3 内視鏡検査の様子
図3 内視鏡検査の様子の図

2)X線検査(バリウム検査)

バリウムをのんで、胃の形や粘膜などの状態や変化をX線写真で確認する検査です。

3)生検・病理検査

胃の内視鏡検査や腹腔鏡検査で採取した組織に「がん細胞があるか」「どのような種類のがん細胞か」などについて、顕微鏡で調べる検査です。

4)CT検査・MRI検査

CT検査はX線、MRI検査は磁気を使って体の内部の断面を撮影する検査です(図4)。離れた別の臓器やリンパ節への転移、肝臓など胃の周りの臓器への浸潤などを調べます。
図4 CT検査の様子
図4 CT検査の様子の図

5)PET検査

放射性フッ素を付加したブドウ糖液を注射し、がん細胞に取り込まれるブドウ糖の分布を撮影することで、がんの広がりを調べる検査です。リンパ節やほかの臓器への転移の有無、がんの再発の有無、治療の効果を調べるために使われることがあります。

6)注腸検査

お尻からバリウムと空気を注入し、X線写真を撮ります。胃のすぐ近くを通っている大腸にがんが広がっていないか、腹膜播種がないかなどを調べます。

7)腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカーとは、がんの種類により特徴的に産生される物質で、血液検査などにより測定します。この検査だけでがんの有無を確定できるものではなく、がんがあっても腫瘍マーカーの値が上昇を示さないこともありますし、逆にがんがなくても上昇を示すこともあります。
胃がんでは腫瘍マーカーとしてCEAやCA19-9などが使われます。主に、手術後の再発や薬物療法の効果判定の参考に使われます。

8)審査腹腔鏡

おなかに小さな穴を開け、腹腔鏡と呼ばれる細い内視鏡によりおなかの中を直接観察する検査です。一般的に全身麻酔をして検査は行われます。腹膜播種の有無は画像検査のみではわかりにくいため、腹膜播種の正確な診断が必要な場合に行うことがあります。この検査では、がんが疑われる部位を生検したり、腹水を採取したりすることによって、がんの有無を病理検査により確認します。
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