• がんと共に働く まず一歩前へ。
  • はじめに
  • 本人編
  • 家族編
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03 実際にがんとどう付き合えばよい? ~がんを、闘病を、上手に「マネジメント」していきましょう。

療養手帳を活用しましょう がん情報サービス 参考: わたしの療養手帳 『患者必携 がんになったら手にとるガイド』別冊『わたしの療養手帳』より 学研メディカル秀潤社

 がんと共に生き、働くためには、常に患者さん本人の「心構え=マインドセット」を念頭に置きながら、「実際に何をするか=行動のマネジメント」です。

 これ、読者の方ならば、すぐにお気づきかと思います。そう、普段のお仕事と同じなんです。心構えと行動がセットとなって成果を出すわけですから。

 では、実際にどんな行動からスタートすればいいのでしょうか?

 患者さんの心構え=マインドセットが、がんに向き合えるようになった段階で、まず必要なのは、自分の病気や置かれている状況をしっかり理解することです。

 つまり「正確な情報の収集」です。正しい対処には、まず正しい情報が不可欠。自分の病気や体調、治療法などを、できる範囲で記録することを心掛けていきましょう。もちろん、病院と相談しながらでけっこうです。

 がんと上手に付き合っていく「行動のマネジメント」の第一歩、それは「情報の収集と整理」なのです。それができると、曖昧な不安が消えて、具体的に次に何をすべきか、がはっきり見えてきます。

 「情報の収集」と同時に、行動を起こすにあたって欠かせないのが、患者さんご本人が家族、職場、医療者を巻き込んで「対策チーム」をつくることです。逆にいえば、家族、職場、まわりの方は、医師や看護師などの医療スタッフと共に、患者さんを支えるチームの一員に積極的になってください。

 「がんと共に生きるために、治療をする」というひとつの目標を目指してプロジェクトを達成するためのチームをつくる。これも、ビジネスの現場と同じだと思います。

 がんの治療をしながら、職場に復帰し、生活をするには、治療以外に、食事、運動、睡眠時間、仕事の割り振り、ワークライフバランス、情報収集、さらにはお金の管理など、やることがたくさんでてきます。がんにかかった患者さんひとりでできることではありません。だから、周囲がチームになる。これが絶対に欠かせないのです。

 行動を起こしても、がんにかかった患者さん本人が、再び落ち込んだりすることはあります。そんなとき、患者さんを支え、「がんと共に生きる」道筋をつくるのは、具体的な行動をマネジメントすること、そのマネジメントをサポートする、家族や職場や医療者による「チーム」なのです。

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  • 01 もしあなたが、あなたの家族が、がんになったら? ~「がん=ずっと入院」はいまや昔。がんと共に生き、働く時代です。
  • 02 もし自分ががんになったら? 誰もが必ず落ち込む。それで大丈夫。 ~まず、大切なのは「心構え=マインドセット」です。
  • 03 実際にがんとどう付き合えばよい? ~がんを、闘病を、上手に「マネジメント」していきましょう。
  • 04 家族ががんと診断されたら? ~家族が本人の気持ちに寄り添うこと。そこから始めましょう。
  • 05 企業へ、職場の人へ 同僚が、社員ががんになったら? ~本人の希望を聞き、仕事を続けていける形をつくるために。
  • 06 もしも、がんになったら……病院でどう行動すればよい? ~医師と納得いくまで話してみてください。サポート体制が整っています。
  • 07 この際だから知っておこう。 ~がん治療の最新情報。がん医療はここまで進んでいる!
  • 08 情報はどうやって手に入れる? ~大切なのは信頼できる相談相手です。
  • 09 がんになっても、人生を前向きに。 ~自分らしく生きる、そして働く。がんは第2の人生のスタートです。

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  • がんと共に働く まず一歩前へ。 がんと共に働く まず一歩前へ。 国立がん研究センター がん情報サービス ganjoho.jp


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