小児の腎臓内にできる腫瘍の約70%は胎生期の後腎芽細胞由来の腎芽腫あるいはウィルムス腫瘍と呼ばれる悪性腫瘍です。
腎芽腫の典型的な症状には、腹部のしこりや腫れ、血尿、腹痛、高血圧などがありますが、実際にはこれらの症状がすべてあらわれることはほとんどありません。早期に自覚症状が出ることは少ないので、実際には血尿で早期発見されるよりも、腹部膨満や腹部腫瘤で発見されることが多いのが実状です。
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腎芽腫(ウィルムス腫瘍)〈小児〉について
腎臓は腸管全体を包み込む腹膜と背中の間にある後腹膜腔という場所に、左右1つずつあります。高さとしては… -
検査
腎芽腫が疑われた場合には、超音波(エコー)検査、CT検査、MRI検査などの画像検査で診断します。病理… -
治療
腎芽腫の治療は、手術(外科治療)、放射線治療、薬物療法があります。治療方法は、病期と組織型によって選… -
療養
子どもにとっての入院生活は、検査や治療に向き合う療養生活に加え、発達を促すための遊びや学びの場でもあ… -
臨床試験
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患者数(がん統計)
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関連リンク・参考資料
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