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神経芽腫〈小児〉

しんけいがしゅ

神経芽腫は、体幹(手足を除いた体の軸となる部分)の交感神経節や副腎髄質ふくじんずいしつなどから発生する小児がんの1つです。

初期の段階では、ほとんどが無症状です。進行してくると、おなかがれたり、触ったときに硬いしこりが触れて分かる場合があります。さらに発熱、貧血、不機嫌、歩かなくなる、眼瞼がんけん(まぶた)の腫れや皮下出血など、転移した場所(骨・骨髄こつずいなど)によってさまざまな症状があらわれます。胸部から発生すると咳や息苦しさ、肩から腕の痛みなどが見られることがあります。腫瘍が脊柱せきちゅうの中に進展して、脊髄せきずい神経を圧迫すると、下肢麻痺かしまひ(下半身の麻痺:排尿や排便の障害、歩行の障害など)を生じることもあります。また、特異的な症状として、眼球クローヌス/ミオクローヌス症候群と呼ばれる、目をきょろきょろさせたり、自分の意志とは無関係な動きをしたりすることがあります。

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更新・確認日:2023年02月03日 [ 履歴 ]
履歴
2023年02月03日 冊子「小児の神経芽腫」を掲載し、でんし冊子「小児の神経芽腫」の掲載を終了しました。
2022年08月24日 専門家による確認の上、内容を更新しました。
2021年07月01日 掲載しました。
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